インカム通話・呼出し通話が端末一台で可能なナースコールシステムの事例
ナースコールの呼出し通話で利用する端末が、常時グループ通話ができるインカム端末として使える。
システムに無駄がなく使い勝手の良さが強みです。
- 施設種類サービス付き高齢者向け住宅
- 床 数99床
- 場 所兵庫県
- 施 主介護サービス事業者様
- 課 題職員間のコミュニケーション
- Yuiコールは「インカム専用端末を別途で持つ」という従来の概念を覆す「ナースコール一体型インカムシステム」がご提供可能で、常時グループ通話からナースコール応答の切り替えもスムーズに行えます。
- インカムシステム導入により、施設内で集まらなくても朝礼や報告業務が実現しました。可能な範囲で職員同士が密集するのを防いで業務が行えるので、新型コロナウイルスなどの感染症対策としてもメリットがあります。
導入背景
既存のお客様の新築案件で、ご相談をいただきました。これまでの施設は「~20床程度(1~2階建)」の比較的小規模な施設で、基本構成のみのシンプルシステムを導入いただいておりました。しかし今回初めて「100床弱の5階建」という大規模な施設を新設することになり、職員の「移動にかかる労力」や「コミュニケーションのしにくさ」が今まで以上に増長されるのではないか…という懸念を持たれていました。
そこでナースコールシステムの導入に合わせて、かねてから気にはなっていた「インカムシステム」の導入を検討。弊社のYuiコールはPHS一台でインカムを含む「三つの役割」をこなしますので、その利便性の高さを評価いただき、一式導入にいたりました。
離床センサーに接続した「見守りカメラ」で、現場を見える化し効率UP
例えば上記のように2階の食堂から5階の入居者を呼びたい場合、インカムの常時グループ通話があれば、スムーズに確認と依頼が可能になります。
ワンフロアであれば職員数も少なく移動範囲も狭いので、個別連絡や大声での確認も可能かもしれません。しかし床数・階数が多い=規模が大きい施設になるほど、職員数および移動距離が増加することが多いので、その分職員の負担も大きくなってしまいます。
インカムシステムでその場で全員に話ができることは、無駄をなくし業務効率化・負担軽減の両方を叶えます。
導入内容の詳細
導入システム構成図
本件では「インカムシステム」以外に「見守りシステム」も一緒にご導入いただいており、ナースコールを含めたシステムの一連の流れが上図となります。
インカムシステムは、ハンズフリーでの常時グループ通話を実現します。また、通話中でもナースコールの着信が入るので、誰が対応するか話し合って決めることができます。
見守りシステムは、ベッドの下に設置されたセンサーにより常時見守り、離床検知やバイタルサインの異常を検知すると、ナースコールでお知らせします。その際見守りカメラが居室の様子を撮影開始するので、現場の様子を離れた場所から確認可能です。
Yuiコールはこれら各システムの連携により、円滑な業務進行と介護の質の向上を実現します。
こうした考え方から、インカムシステムの導入は近年介護施設で需要が高まっている機器の一つで、弊社へのお問合せも増加傾向にあります。
第三のナースコール「Yuiコール」は各システムとの連携により、スタッフの業務負担を軽減。働きやすい職場環境の構築をサポートします。
この事例に関連する商品・システム
Yuiコール制御装置
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